
セキュリティトレーニングの重要性と
成功に導くヒントとは

【目次】
テレワークの普及により、カフェなど多様な場所で働く機会が増える一方、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクも高まっています。
本記事では、こうしたリスクに対応するために、従業員のセキュリティ意識を高めることの重要性について解説します。あわせて、実践的かつ継続的な「セキュリティトレーニング」の必要性と、具体的な実現策についても詳しくご紹介します。
本記事では、こうしたリスクに対応するために、従業員のセキュリティ意識を高めることの重要性について解説します。あわせて、実践的かつ継続的な「セキュリティトレーニング」の必要性と、具体的な実現策についても詳しくご紹介します。
なぜ今、セキュリティトレーニングが必要なの?
テレワークの普及により、私たちの働き方や環境は大きく変化しました。自宅だけでなく、カフェやコワーキングスペースなど、さまざまな場所でノートPCを開き、仕事をする光景が日常となっています。カフェの心地よい雰囲気の中で、コーヒー片手に資料を作成したり、ビデオ会議に参加したりする環境は、集中力や創造性を高めるうえで非常に有効です。
しかし、どこでも働ける自由さの裏には、見落とされがちなリスクが潜んでいます。たとえば、カフェでの仕事中に、後ろを通りがかった人があなたのノートPCの画面をのぞき込んでいるかもしれません。また、ビデオ会議であなたが発した会話が周囲に筒抜けになってしまう可能性もあります。さらに、無料Wi-Fiに安易に接続した結果、通信内容が盗聴されたり、マルウェアに感染したりするリスクもあります。
企業は、従業員にテレワークを許可する上で、VPNやファイアウォールを導入したり、ゼロトラストを前提としたシステム環境を用意したりと、様々なサイバーセキュリティ対策を講じています。しかし、どれほど高度なセキュリティ対策を講じても、情報を扱う従業員一人ひとりのセキュリティ意識が低ければ、そこが最終的なセキュリティホールとなってしまいます。
このような背景から、テレワーク時代の今こそ、「セキュリティトレーニング」の重要性が高まっています。従業員がセキュリティリスクを認識し、状況に応じて適切な判断と行動を取れるようにするには、実践的かつ継続的なセキュリティトレーニングが不可欠です。
「情報セキュリティ10大脅威」に見るセキュリティトレーニングの重要性
IPA(情報処理推進機構)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2025」には、従業員のセキュリティ意識不足と密接に絡む脅威がいくつもあります。ここでは、その代表的な事例を取り上げ、問題点を掘り下げます。
1. 不注意による情報漏洩
カフェでの仕事中、ノートPCの画面が第三者にのぞき見される「ショルダーハッキング」は、意図せぬ情報漏洩の典型例です。たとえば、顧客情報や社内の機密資料を開いている画面が、後ろを通りがかった人に見られてしまうリスクは、オフィス内よりもはるかに高まります。従業員が「自分は大丈夫」と油断してしまうと、気づかないうちにリスクを招いてしまうこともあります。
2. フィッシングによる個人情報・認証情報の詐取
カフェの無料Wi-Fiに接続した際、偽のアクセスポイント(なりすましWi-Fi)に接続してしまい、フィッシングサイトに誘導されるケースも増えています。従業員が「カフェのWi-Fiだから安全」と思い込んでしまうことで、IDやパスワード、業務システムへの認証情報が盗まれるリスクが高まります。
3. ランサムウェアによる被害
無料Wi-Fiを介してマルウェアに感染し、ノートPCがランサムウェアにロックされる事例も報告されています。セキュリティ意識が低いまま、意図せず危険なネットワークに接続してしまうと、組織全体のシステムが深刻な被害を受ける恐れもあります。
これらの脅威は、技術的なセキュリティ対策だけでは防ぎきれず、カフェなど外出先での「ちょっとした油断」が原因で重大なインシデントにつながる可能性があります。最も重要なのは、従業員一人ひとりが「自分の行動が組織の安全性に影響を与える可能性がある」という自覚を持ち、日常の業務において適切な行動を取れるようになることです。そのために、セキュリティトレーニングを通じた従業員のセキュリティ意識向上の重要性が高まっています。

成果につながるセキュリティトレーニングの進め方とは?
セキュリティトレーニングを通じて従業員のセキュリティ意識向上を実現するには、具体的にどうすべきでしょうか。そのポイントは、セキュリティトレーニングの内容が実践的であること、そしてセキュリティトレーニングが継続的に実施されることです。
自社のビジネス環境に合わせて、従業員向けのセキュリティトレーニングを実施する必要があります。先ほど例に挙げた「カフェでの画面のぞき見」や「無料Wi-Fiの危険性」など、日常の業務シーンを想定したトレーニングがなければ、従業員の意識向上にはつながりません。実際に役立つ知識と判断力、そしてそれに対応できるスキルを身につけるには、同様に実践的なトレーニングが効果的です。想定されるインシデントの疑似体験を通じて、インシデント発生時の思考や行動などの対応力が着実に身につきます。
また、継続的にセキュリティトレーニングを実践する取り組みも有効です。1回のトレーニングで伝えられる内容には限界があります。今回は「カフェでの画面のぞき見」を題材としたトレーニング、次回は「無料Wi-Fiの危険性」についてのトレーニングといった、毎回異なる内容で継続的にセキュリティトレーニングを実施すれば、従業員にセキュリティ意識が定着し、セキュリティ問題を自分ごととして捉えられるようになります。
しかしながら、多くの企業においてセキュリティ人材が不足する中、自社のみで実践的なセキュリティトレーニングを継続的に運用することは、大きな課題となっている状況です。こうした背景から、最近ではセキュリティトレーニング基盤をクラウドから提供するサービスが登場しています。セキュリティトレーニングに特化した製品を活用すれば、有効な解決策のひとつとなります。
以下に、セキュリティトレーニングのソリューションを選定する上でのポイントをいくつかご紹介します。
・豊富なトレーニングコンテンツ
動画やクイズ、インタラクティブな教材など、従業員の役割やリスクレベルに応じた多様で実践的な教育コンテンツが利用できることが重要です。
・継続的なトレーニングと効果測定
一度きりの研修ではなく、定期的なトレーニングとシミュレーションの継続が、従業員のセキュリティ意識向上につながります。また、管理者がダッシュボードや一覧で進捗や効果をリアルタイムに把握し、PDCAサイクルを回しやすいこともポイントです。
・最新の脅威への対応
日々新たなセキュリティ脅威が生まれる中で、セキュリティ脅威のトレンドに対応したトレーニングコンテンツを提供できることが重要です。従業員が、常に最新の脅威に対応したトレーニングを受けることで、組織全体のセキュリティレベルが向上します。
・グローバルな受講環境
国内のみならず海外でも事業を展開する企業では、進出先の各国も含めてセキュリティトレーニングを同時に実施できる必要があります。その際、トレーニングコンテンツが日本をはじめとする各国の言語に対応していることが理想的です。
組織のセキュリティは従業員の意識がカギ!
テレワークの普及により、カフェや外部環境で仕事をする機会が増えた今、従業員一人ひとりのセキュリティ意識が、組織全体の安全性を大きく左右しています。IPA「情報セキュリティ10大脅威 2025」でも明らかなように、従業員の油断や知識不足が、重大なインシデントの引き金となるケースは後を絶ちません。
どれほど高度なセキュリティ対策の仕組みを導入しても、最終的なセキュリティホールとなり得るのは「人」です。テレワークが当たり前になった今、セキュリティ対策の重要性はますます高まっています。実践的かつ継続的な「セキュリティトレーニング」を通じて、セキュリティの基礎から実際に役立つ知識と判断力、それに対応するスキルを習得することが必要です。一人ひとりのセキュリティ意識が高まれば、結果として組織全体のセキュリティレベルが向上していきます。つまり、従業員一人ひとりの意識こそが、組織全体のセキュリティ強化の鍵なのです。
当社は、SaaS型のセキュリティ意識向上トレーニングプラットフォーム「KnowBe4」(ノウビフォー)と、アウトソース型セキュリティ訓練プラットフォーム「AironWorks」(アイロンワークス)
の提供を通じて、企業における従業員のセキュリティ意識向上を支援しています。各ソリューションの詳細については、以下をご参照のうえ、ぜひお気軽にお問い合わせください。
の提供を通じて、企業における従業員のセキュリティ意識向上を支援しています。各ソリューションの詳細については、以下をご参照のうえ、ぜひお気軽にお問い合わせください。
セキュリティ意識向上トレーニングプラットフォーム「KnowBe4」
https://security.dentsusoken.com/knowbe4/
https://security.dentsusoken.com/knowbe4/
アウトソース型セキュリティ教育サービス「AironWorks」
https://security.dentsusoken.com/aironworks/
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